時間という概念について
1分1秒と同じものはない。
人によって、一人ひとりに1分1秒、自分が感じている1分1秒、他の人が感じている1分1秒、それは異なる。
時間は左から右に流れているのではない。後ろから前へ流れているのではない。ただそこにある。
時間という概念は、一方から一方に流れるのではなく、縦横無尽に、四方八方に広がるもの。
10年前20年前、10年後20年後、それはそこにある。
10年後は10年分、20年後は10年の2倍離れている、というわけではない。
そこにある。
生きてきたものは後ろにつながっているのではなく、あなたの中に蓄積されている。
それをただ、解放する。
人生も含めて、何千年もの記憶がDNAに刻み込まれている。それと宇宙となんの変わりがあろうか。つまり、宇宙である。ひとつひとつの身体に、宇宙が存在する。
これまで知っている時間という概念に、縛られることはない。縛られないという選択もできる。どちらも選択が可能である。
時間というのはその名の通り、時と時の間である。空間、間、そこに時間が存在する。
だから時間を有効に使うということは、自分のステート、つまり状態を、その瞬間瞬間どういうもので過ごすのか、ただそれだけ。それを上手につかえること。
ステートを、自分にとって、ただ心地よく、存在することができたのなら、時間を有効につかえたと思うだろう。
何をどれだけやったかということではない。
集中をしたのが心地よければ、集中をしたということが時間を有効に使えたというだけ。
ただ楽しかった、その感覚を味わいたいのなら、それが心地よかったのなら、楽しい時間を過ごした、ということが有効になるだけ、
すべての時間が有効である、
有効な時間をつかっている。
すべては最高最善に。